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深みある色味「西陣御召」追求 京都、野中健二展

「2人で考えて20年ほど前に発表した作品です」と話す野中順子さん(京都市上京区・DENIMUDOSU西陣本店)
「2人で考えて20年ほど前に発表した作品です」と話す野中順子さん(京都市上京区・DENIMUDOSU西陣本店)

 西陣御召(おめし)の可能性を追求し、今年3月に60歳で急逝した織元の男性をしのぶ「野中健二展」が20日、京都市上京区の着物店「DENIMUDOSU西陣本店」で始まった。

 御召は絹織物の一種で、精練後に染色した糸で織り上げる。強いよりをかけるため、柔らかくコシのある肌触りや、かすかに出現するシボが特徴。野中さんは、西陣御召織元「秦流舎」2代目として、色無地や先染めの織物を積極的に発表してきた。

 作品展は3部構成で、有職文様を基本としていた1980年代の作品、シンプルながら趣向を凝らした近年の織り、野中さんの死後に新たに発表した反物など計40点が並んでいる。

 20年ほど前に発表した作品は、一見すると白と黒のモノトーンだが、5色の糸を用いて深みのある色味を表現しているといい、高度な染色、製織技術の一端に触れられる。

 現社長を務める妻の順子さん(58)は「夫亡き後、変わらずものづくりが続けられるのは、西陣の分業体制があったからこそ。この街に感謝しつつ今後も新たな御召を提案したい」と話している。展示は22日まで。

【 2017年10月21日 21時00分 】

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