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金魚舞う京都・二条城 夜の白砂に色彩映える

色を変えながら、辺りを照らすきらびやかな光。立ち止まり、歩き出す度に人影も変化していく(京都市中京区・二条城)
色を変えながら、辺りを照らすきらびやかな光。立ち止まり、歩き出す度に人影も変化していく(京都市中京区・二条城)

 赤や緑、水色に変わる光を受けて、人影が扇のように広がっていく。夜の帳(とばり)が降りた世界遺産・二条城(京都市中京区)で、ナイトショーが始まった。

 水槽を照らすLEDライトが屈折し、二の丸御殿の中庭に敷いた白砂に鮮やかな色を映し出す。夜空の下で金魚を楽しむ「アートアクアリウム城」に訪れた人は、気ままに泳ぐ姿を楽しんでいた。

 「江戸時代に庶民の娯楽として親しまれた金魚の鑑賞を、今の形に昇華した」。アーティストの木村英智さん(45)は「新しいもん好き」という京都人の気質を刺激する。

 徳川慶喜が政権を返上した大政奉還から150年。時代の終わりを告げた舞台で、かつての町人文化が平成の夜に色彩を放っていた。

【 2017年11月15日 11時26分 】

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