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日文研・磯田氏「住民目線の明治維新史を」京都でシンポ

明治時代初期の京都衰退の危機を乗り越えた人々について語り合うパネリスト(京都市左京区・ロームシアター京都)
明治時代初期の京都衰退の危機を乗り越えた人々について語り合うパネリスト(京都市左京区・ロームシアター京都)

 明治時代初期に衰退の危機を迎えた京都について考えるシンポジウム「困難に立ち向かい、京都の未来を変えた市民の力」が7日、京都市左京区のロームシアター京都で開かれた。参加者は、幕末の戦火や東京奠都(てんと)などを乗り越えた先人の努力を確かめ合った。

 今年が明治維新から150年の節目に当たることから、市は今年1年間を通じて多様な催しを予定している。シンポジウムは、キックオフイベントと位置付け、700人が参加した。

 基調講演では、国際日本文化研究センターの磯田道史准教授が「蛤御門の変や、天皇が東京に去るなど大変な状況にもかかわらず、京都の人たちは立ち直った。住民目線の維新史が必要だ」と強調した。

 磯田准教授や門川大作市長らによるパネル討論では、住民が出資し合って作られた番組小学校などの明治初期の取り組みが紹介された。女優の羽田美智子さんは「当時の人は、子どもが未来の宝物だと分かっていた」と、人材育成の先見性に感心していた。

【 2018年01月08日 12時00分 】

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