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井伊家の教養、印章から探る 滋賀・彦根城博物館

8・7センチ角に「大老之章」と刻まれた印(彦根城博物館所蔵)
8・7センチ角に「大老之章」と刻まれた印(彦根城博物館所蔵)

 彦根城博物館(滋賀県彦根市金亀町)でテーマ展「彦根藩主井伊家の印章」が開かれている。論語や漢詩など彫られた印文に注目し、持ち主の思想や教養を探る展示となっている。

 同館が所蔵する井伊家の印章は約750顆(か)を数えるが、いずれも東京の本邸が関東大震災で焼け、欠けや変形しており、意匠など美術的な鑑賞は困難となった。88件を展示し、印文から藩主の好みや思想を読み解こうという試み。

 「君子多識前言往行 以蓄徳=君子は優れた古人の言行を学び、それをもとに自らの徳を養う」と彫られた「蘭室主人」の印や、杜甫が李白を思って詠じた「渭北(いほく)春天樹 江東日暮雲 何時一樽酒 重与細論文=渭北は春めき、(李白は)江東の日暮れの雲下にいる。また文学論をしたい」と縦2センチ、横1・6センチに20文字を刻んだ印もある。

 このほか、8・7センチ角で「大老之章」と彫った最大級の一品や、「開国元勲大臣世家」と江戸幕府を開くにあたり、大功があった初代直政の子孫であると宣言するものもある。

 2月6日まで。会期中無休。有料。問い合わせは同館0749(22)6100。

【 2018年01月25日 16時50分 】

ニュース写真

  • 8・7センチ角に「大老之章」と刻まれた印(彦根城博物館所蔵)
  • 縦2センチ、横1・6センチの印面に「渭北春天樹…」と20文字を刻んだ印(彦根城博物館所蔵)
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