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慕われた伏見奉行「内藤豊後守」 京都、新発見の文書も

郷土史家らによって新たに民家から見つかった文書(京都市伏見区)
郷土史家らによって新たに民家から見つかった文書(京都市伏見区)

 江戸時代後期に伏見奉行を務め、町民から慕われた内藤豊後守(正縄)の功績を広めようと、郷土史を調べている「車石・車道研究会」のメンバーが、18日に同区である歴史フェスで展示を開く。昨年12月に新たに見つけた史料など、これまでに調べた成果を発表する。

 天保から安政年間に在職した内藤は開墾や桑の移植などの殖産部門や疫病時に私費を投じて鎮めたなどの功績が知られている。奉行からの転任の報を聞いた町役が、江戸に行って内藤の留任を請願した逸話が残る。請願がかなったことを記念して、御香宮神社境内には「内藤豊後守様 御武運長久」などと刻まれた石灯籠が今も残されている。

 新たに見つかったのは、内藤が町役に宛てたと見られる覚書で、有力な町方の大岡家の子孫の自宅で保管されていた。豊後橋(現在の観月橋)の管理や火災時の消火の分担について近隣の町民に命じる内容で、内藤の黒印が残されている。

 文書を解読した同会の久保孝さん(69)は「伏見で橋の史料が見つかるのが珍しい。鳥羽伏見の戦いで焼けた一帯なので、貴重な文書ではないか」と話している。

 18日に伏見区役所で開かれる伏見の歴史を発信する「歴史Do!フェス」(伏見歴史同好会主催)で発表される。フェスではこのほか鉄道史をテーマにしたシンポジウムや、展示発表などがある。

【 2018年02月09日 12時07分 】

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