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滋賀の宿泊者数、2年連続減 京都の客室増で外国人急落

滋賀県の延べ宿泊者数の推移
滋賀県の延べ宿泊者数の推移

 観光庁がまとめた2017年の宿泊旅行統計(速報値)で、滋賀県の外国人宿泊者数が延べ37万6千人と6年ぶりに減少した。宿泊者全体も438万2千人と2年連続で前年を下回り、減少傾向が鮮明となった。これまで滋賀は、京都府や大阪府に泊まりきれない旅行者を引き受ける形で宿泊者数を伸ばしてきたが、両府でホテルなどの建設が進んだことが影響しているとみられる。

 滋賀県の外国人宿泊者数は、2011年(8万5千人)から急速に増加。16年には過去最多の48万人を記録したが、17年は前年比21・7%減と大幅に落ち込んだ。日本人を含む全体の宿泊者数は15年(539万3千人)をピークに、16年(483万1千人)に続いて減少した。17年は同9・3%減だった。

 県は、これまでの滋賀の宿泊者数増加は、京都府や大阪府の客室不足で宿泊しきれなかった観光客が流れてきていたと分析。しかし、両府で宿泊施設の建設が相次ぎ、客室に余裕ができたため、滋賀の宿泊者数の減少につながったとみている。17年の全体の宿泊者数は、京都府が前年比4・8%増の1849万1千人、大阪府は同5・4%増の3269万8千人だった。

 県観光交流局は「大幅に減少したが、これまで急に増加しており、いったん落ち着いたと認識している」と説明。東京・日本橋に昨年オープンした情報発信拠点「ここ滋賀」や、夏に予定する大型観光キャンペーンなどを通じ、「より誘客につなげていきたい」としている。

【 2018年04月15日 10時59分 】

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