出版案内
福祉事業団
京都新聞AR

乗馬発祥の地で「競馬」勇ましく 京都・上賀茂神社

大勢の観衆が見守る中、勇ましい表情で馬を走らせる乗尻たち(京都市北区・上賀茂神社)
大勢の観衆が見守る中、勇ましい表情で馬を走らせる乗尻たち(京都市北区・上賀茂神社)

 乗馬発祥の地とされる京都市北区の上賀茂神社で5日、天下太平と五穀(ごこく)豊穣(ほうじょう)を願う「賀茂競馬(くらべうま)」が営まれた。馬12頭が2頭ずつ速さを競い、境内の馬場約200メートルを駆け抜けた。

 もとは宮中行事だったが、1093年に同神社に移された。神事の様子は徒然草に記述があり、織田信長も観覧したとされる。明治期以降は葵祭の前儀と位置づけられている。

 舞楽の衣装をまとった騎手は「乗尻(のりじり)」と呼ばれる。赤い装束の騎手を「左方(さかた)」、黒い装束は「右方(うかた)」と称され、左方が勝つと豊作になるとされる。今年は左方が3勝2敗1引き分けだった。

 会場には約8千人の観衆が詰めかけた。草津市の会社員松本隆さん(53)は「目の前を通り抜けるのは一瞬で、迫力があった。900年以上も続いているのはすごい」と話していた。

【 2018年05月06日 09時03分 】

ニュース写真

  • 大勢の観衆が見守る中、勇ましい表情で馬を走らせる乗尻たち(京都市北区・上賀茂神社)
京都新聞デジタル版のご案内

    観光・社寺のニュース