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京町家のゲストハウス、子ども向けに開放 空き時間活用で

京町家の特徴の一つである通り沿いの格子についての説明を聞く子どもたち(京都市下京区)
京町家の特徴の一つである通り沿いの格子についての説明を聞く子どもたち(京都市下京区)

 京町家を改修したゲストハウスを運営する京都市下京区の企業が、宿泊客のいない時間帯を利用して子どもたちに町家を開放している。格子など昔ながらの特徴を説明したり、オリジナルのカルタを使って町家での暮らしを伝えている。

 市内でホテルやゲストハウスを運営する「レアル」が企画した。伝統的な京の暮らしに根ざした京町家が急速に失われていくなか、町家を知らずに育つ子も少なくないことから、同社が市内全域で管理する京町家タイプのゲストハウス約30軒を、子どもたちの学びの場として提供することにした。

 ゲストハウスとして開業するため間取りを変更したり階段を付け替えたりした家も多いが、「はしりにわ」の上にあった火袋や、通り沿いの格子など昔に近い形で残している部分もある。同社の社員が当時の暮らしを説明しながら家の中を案内する。補足説明を兼ねたオリジナルカルタは「みせの間」「虫籠(むしこ)窓」などを分かりやすく説明。見学後に遊ぼうと手作りした。

 今月上旬には、上京区の京都インターナショナルスクールの子どもたちが訪れ、庭の様子などを興味深く見学した。引率した教員の和田真美子さんは「数年で母国に帰国する子も多いが、日本文化の一端を伝えられてよかった」と喜んだ。

 見学は5~20人程度の小学生グループが対象。無料だが、宿泊客の利用状況によって見学できる日時は異なる。問い合わせはレアル(0120)869334。

【 2018年06月20日 17時00分 】

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