信長愛用の「薬研藤四郎」再現 京都・建勲神社に短刀奉納

織田信長が愛したという薬研藤四郎を再現した短刀(京都市北区・建勲神社)
織田信長が愛したという薬研藤四郎を再現した短刀(京都市北区・建勲神社)

 戦国武将・織田信長が愛用したと伝わる短刀「薬研藤四郎」を再現した日本刀が1日、信長をまつる建勲神社(京都市北区)に奉納された。福島市の刀匠が手掛け、重厚感のある姿に、同神社は「神様も喜んでおられるだろう」としている。

 同神社によると、薬研藤四郎は刃長8寸3分(約25センチ)で、鎌倉期の京の刀工粟田口吉光によって打たれた。多くの武将の手に渡った後、信長も愛用したとされるが、行方が分からなくなり現存していない、という。

 再現刀は信長の家臣の縁故者が奉納を申し出、残されている絵図をもとに福島の刀匠・藤安将平氏(71)が作った。刀身の柄に覆われる部分の「なかご」に吉光の銘があり、刀身が鞘(さや)から抜けないようにする「はばき」に織田家の家紋「木瓜」をあしらった。同神社の松原宏宮司(78)は「素晴らしい存在感だ。信長公を思う奉納者に感謝したい」と話した。

【2018年07月02日 09時04分】