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QR決済で祇園祭に寄付 中国人客向け、マナーも案内

中国人観光客向けにQRコードを利用したスマホ寄付を呼び掛けるボード(京都市東山区・祇園祭ぎゃらりぃ)
中国人観光客向けにQRコードを利用したスマホ寄付を呼び掛けるボード(京都市東山区・祇園祭ぎゃらりぃ)

 祇園祭の綾傘鉾保存会(京都市下京区綾小路通室町西入ル)と祇園祭ぎゃらりぃ(東山区)は11日、中国人観光客向けにスマートフォンのQRコードを使って寄付を受け付ける取り組みを始めると発表した。専用アプリ入りのスマホをかざすだけで簡単に寄付できる仕組みで、利用者に祇園祭の伝統や日本のマナーも伝える。将来的に日本人観光客などへの対応も目指す。

 2017年の訪日中国人は国別最多の約735万人に上り、京都でも増えている。中国では、キャッシュレス決済が主流でスマホで買い物を済ませる人が多い。綾傘鉾などはQRコードによる決済サービスを手掛ける企業ラカラジャパン(東京都)と契約し、中国人観光客に対応した新システムを取り入れる。

 漢字ミュージアム内の同ぎゃらりぃ内には11日から、綾傘鉾会所前には13日から中国語で寄付の趣旨を説明するQRコード入りのボードを設置しスマホで寄付を受け付ける。

 海外観光客のマナーが問題になる中、出国前の海外用スマホ貸し出し時などに端末を通じ、祇園祭の歴史や寄付の取り組み、日本のマナーを事前に伝える。

 綾傘鉾保存会の大嶋博規理事は「マナーが悪いと嘆くだけではなく、日本の伝統や文化を伝え、外国の人にも理解者を得る仕組みが大事だ。浄財を祭りの保存と継承につなげたい」と話している。

【 2018年07月11日 17時30分 】

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