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円山応挙三男の掛け軸を初公開 京都、ゆかりの悟眞寺で

円山応挙の三男で応挙門下十哲の一人と言われる木下応受の「早春図」
円山応挙の三男で応挙門下十哲の一人と言われる木下応受の「早春図」

 江戸時代の絵師円山応挙の墓がある京都市右京区太秦東蜂岡町の悟眞寺で15日、応挙をしのぶ法要が執り行われる。合わせて15、16日、応挙の三男で門下十哲の一人と言われる木下応受(1777~1815)の軸「早春図」が初展示される。

 応受は、母方の木下家の養子となったが、応挙から絵を学んだ。39歳の若さで亡くなった後、子の応震が円山派3世となった。

 早春図は、寒々とした田とわらぶき屋根の家の脇に紅梅の古木がつぼみをつけている。表装にはフクジュソウが書き添えられ、春を予感させる1枚。8世の円山慶祥さん(71)は「円山派らしい自然の空気感を表現している」と評する。

 慶祥さんらは昨年に「太秦悟眞寺応挙会」を立ち上げ、法要とふすま絵を公開した。それを知った軸を所有する市内の男性から展示の提案を受け企画した。今年は応震没後180年で墓の修復も予定していて、慶祥さんは「展示が供養にもなり、美術史で重要な役割を果たす円山派を広く知っていただきたい」と話す。

 15日は午前11時から法要、正午~午後4時まで展示、16日は午前10時~午後4時まで。協力金500円。

【 2018年07月12日 15時30分 】

ニュース写真

  • 円山応挙の三男で応挙門下十哲の一人と言われる木下応受の「早春図」
  • 早春図を見て「円山派らしい情緒が感じられる作品」と話す円山慶祥さん(右から2人目)=京都市右京区太秦・悟眞寺
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