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南座の内装、京都の技彩る 11月新開場へ扉や壁紙製作

南座の扉を装うため京都で織られたボタンの花をあしらった織物(京都市左京区静市市原町・川島織物セルコン)
南座の扉を装うため京都で織られたボタンの花をあしらった織物(京都市左京区静市市原町・川島織物セルコン)

 2年前から耐震改修のため休館している南座(京都市東山区)が11月に新開場するのを前に、扉や壁に張られる内装材や絨毯(じゅうたん)の製作が京都の織物会社で進んでいる。ボタンの花や鳳凰(ほうおう)など従来のデザインを踏襲しながら、すべて新調するといい、職人が織機を調整しながら風合いなどの再現に努めている。

 南座のロビーと客席を結ぶ扉には、えんじ色を基調にした織物が張られている。ボタンの花を金糸であしらい、和の風格を醸す。

 左京区の川島織物セルコンで織っており、金糸一つにしても以前と同様の色合いになるように京都の糸メーカーの糸を採用。柔らかな風合いで柄を復元するため織機を選んで調整する。8月ごろまでに仕上げる。

 南座では、客席やロビーの壁に張られる「壁紙」も実は織物で作られている。特に客席では、芝居の雰囲気を大切にするため、白を基調にしながらも少しグレーがかった温かみのある色合いにするなど、細かく打ち合わせを重ねている。

 同社の担当者は「全て南座のオリジナルデザイン。壁紙まで織物で張られる建物は珍しい。着物姿でにぎわう劇場の内装に、京都の織物が息づいていると知っていただければ」と話す。

 同社は、2011年に新調された南座の緞帳(どんちょう)の製作も手がけ、現在保管中。松本幸四郎さん一家の襲名披露を兼ねた11月の顔見世興行で、いよいよ、その幕が上がる。

【 2018年07月13日 08時28分 】

ニュース写真

  • 南座の扉を装うため京都で織られたボタンの花をあしらった織物(京都市左京区静市市原町・川島織物セルコン)
  • 南座のロビーと客席をつなぐ扉。扉の大きさに合わせて織物を表面に張る(改修前の写真)=京都市東山区
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