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「山一番」黒主山、満開のしだれ桜見納め 京都・祇園祭

山一番になり、しだれ桜を飾って巡行する黒主山(中京区・京都市役所前)
山一番になり、しだれ桜を飾って巡行する黒主山(中京区・京都市役所前)

 24日に京都市内で行われた祇園祭後祭(あとまつり)の山鉾巡行には猛暑の中、4万2千人の見物客が集まった。「山一番」の黒主山は、しだれ桜の造花で山を飾り、注目を集めた。

 黒主山は、先頭の橋弁慶山、北観音山に続く「山一番」を5年ぶりに務めた。山の上でひときわ目立つ造花のしだれ桜は、今年で見納めとなる。満開の桜を揺らしながら、保存会役員やかき手たちは大通りを歩いた。

 山のトレードマークである桜は、桜の木に枝付きの造花を巻き付けて作っている。来年からは新たに、ご神体である歌人の大伴黒主が仰ぎ見たとされる山桜の造花がお目見えする予定で、5年前の山一番でデビューを飾った現在のしだれ桜は、この巡行で引退となった。遠目にも鮮やかなしだれ桜を、たくさんの人が見上げていた。

 酷暑が続く中、黒主山保存会は熱中症予防のため、例年全行程を歩く子どもたちの参加を、くじ改めまでに切り上げた。保存会の清水優代表理事(65)は「みんな無事に帰ってきてほっとした」と言い「桜が新しくなる来年も力合わせて頑張りたい」と意気込んだ。

【 2018年07月25日 10時00分 】

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