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観光名所「竹の径」も無残 京都の台風被害

強風で折れた竹でふさがれた「竹の径」(向日市寺戸町)
強風で折れた竹でふさがれた「竹の径」(向日市寺戸町)

 猛威をふるった台風21号が通過した5日、京都府乙訓地域には大きな爪痕が残った。強風で建物の屋根や外壁の損壊が相次ぎ、停電のため休校や信号の停止など市民生活にも影響が出た。文化財や観光地も倒木などによる被害に見舞われ、関係者が対応に追われた。

 向日市の観光名所「竹の径」は、強風で折れた竹が幾重にも重なって道をふさいだ。市道路整備課は「生活道路として優先順位の高い箇所から倒木の撤去を行っている。竹の径は6日から調査し、復旧を急ぎたい」としている。

 大山崎町の聴竹居では、国重要文化財に指定されている閑室の軒の一部が骨組みをのぞいてめくれ、大阪府北部地震で被害を受けた本屋の瓦の一部と瓦を覆っていたシートが風で落ちた。

 5日は朝早くから施設を管理する聴竹居倶楽部のメンバーらが庭を掃除したり、屋根の上から状況を確認したりした。今後、同地震などの被害と併せて秋から始まる復旧工事で修理する予定。同倶楽部の松隈章代表理事(60)は「安全第一で直す過程も見学してもらいたい」と話す。

 長岡京市の走田神社では、周囲の林の木々が多数倒れ、本殿へ通じる参道をふさいだ。散歩で訪れるという衣川幸夫さん(80)は「立派な林やったのに。いつもは木陰になって涼しいくらいだが、明るく暑い。早く参拝できるようになればいいが」と心配そうに見つめた。

【 2018年09月06日 11時26分 】

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