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磯田湖龍斎の春画発見  細見美術館で来月公開

新たに見つかった磯田湖龍斎「俳諧女夫まねへもん 九」(部分)
新たに見つかった磯田湖龍斎「俳諧女夫まねへもん 九」(部分)

 江戸時代中期の浮世絵師、磯田湖龍斎(1735~?年)筆の春画「俳諧女夫まねへもん」のこれまで知られていなかった図1点が見つかったと、国際日本文化研究センター(京都市西京区)が11日発表した。10月16日から細見美術館(左京区)で開かれる「日文研コレクション 描かれた『わらい』と『こわい』展-春画・妖怪画の世界」(京都新聞主催)で初公開される。

 「俳諧女夫まねへもん」は仙薬で体が小さくなった男女がさまざまな寝間をのぞいて“色道修行”をするという趣向。鈴木春信の「風流艶色真似(まね)ゑもん」の続編に当たる。全24図のうち研究書などで図版が掲載されたことがあるのは14図で、その全体像はほとんど分かっていないという。

 今回日文研が見つけたのは第9図で、これまで紹介されたことがなく所在も不明で、どんな絵柄か分からなかった。京都の古美術商で発見した。また、個人蔵の図は別にあるが非公開のため画像が明らかにされてこなかった第15図も合わせて入手し、今回の展示で公開する。日文研の石上阿希特任助教(近世文化史)は「春信没後の浮世絵界の展開を考える上でも貴重な資料」と話した。

 また、日文研が入手した江戸後期の「妖怪春画絵巻」も初公開される。顔が性器になった妖怪や幽霊が描かれた肉筆画巻で、全12図で構成する。絵師は不明だが、春画表現に妖怪や幽霊を取り入れた初期作品として知られる艶本「百慕々語(ひゃくぼぼがたり)」の影響がうかがえる。

 「日文研コレクション 描かれた『わらい』と『こわい』展-春画・妖怪画の世界」では、日文研所蔵の妖怪画・春画750点のうち約150点を紹介する。12月9日まで。有料。

【 2018年09月12日 21時38分 】

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