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丹波の佐吉作、こま犬知って 京都・摩気神社で7日講演会

「丹波の佐吉」作とされる摩気神社のこま犬(京都府南丹市園部町竹井)
「丹波の佐吉」作とされる摩気神社のこま犬(京都府南丹市園部町竹井)

 京都府南丹市園部町の摩気神社のこま犬を作った江戸時代の名石工「丹波の佐吉」に関する講演会が10月7日、同神社で開かれる。躍動感あるこま犬とその作者の生涯をPRする催しで、地元住民は「まちおこしにつなげたい」と期待する。

 佐吉は1816(文化13)年、兵庫県朝来市和田山町生まれ。孤児となって石工に引き取られ、丹波市で修業に励んだ。20歳を過ぎて修業の旅に出て、大阪での技比べで作った石の尺八が孝明天皇に献上され、「日本一」との賛辞を得た伝承もある。奈良や大阪などでこま犬や石像を残したが、66年に丹波市で世話になった庄家に石の不動明王像を残して行方不明になった。

 旅の途中で願を掛けたとされる摩気神社の2体のこま犬は、たてがみが前に突き出た独特の姿で、精巧に作られた顔や左右の前足が前後にずれて動きだしそうな印象を与える。佐吉が作った最後のこま犬といい、「照信」の名が刻まれている。

 講演会は住民団体「竹井振興会」が主催。佐吉を研究する奈良文化女子短期大の磯辺ゆう教授が、佐吉の生涯と作品について語る。

 振興会の小寺誠会長は「こま犬巡りのファンは多い。高い志と恩を忘れない佐吉の姿勢や素晴らしい技、摩気神社の傑作を知ってもらい、訪れる人が増えてほしい」と願う。

 午後2時からで入場無料。

【 2018年09月30日 19時30分 】

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