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風神・雷神の目線、千手観音像どう見える? 三十三間堂に壇設置

通常より高い位置で木造千手観音立像を拝観できるよう設けられた「秋雲壇」からの眺め(2日午後5時32分、京都市東山区・三十三間堂)
通常より高い位置で木造千手観音立像を拝観できるよう設けられた「秋雲壇」からの眺め(2日午後5時32分、京都市東山区・三十三間堂)

 京都市東山区の三十三間堂で、新たに国宝に指定される1001体の「木造千手観音立像」を1・2メートルの高さから拝観できる「秋雲壇(しゅううんだん)」(幅1メートル、長さ7・8メートル)が初めて設けられた。国宝指定を祝う慶讃(けいさん)法要が3日から始まるのに合わせて、11月26日まで設置する。

 堂の北端と南端に置かれた風神・雷神像と同じ目線で千手観音立像を眺められるよう、秋雲壇の高さを2像の台座の高さに合わせた。壇に上ると、普段は前列の観音像に重なって見づらい後列の観音像の姿もよく見え、下から見るのとは全く異なった迫力が感じられる。三十三間堂の田渕清晃執事は「群像美としての観音像を実感してほしい」と話している。

 秋雲壇は、慶讃法要が営まれている間も上ることができる。普段は東京国立博物館、奈良国立博物館、京都国立博物館に寄託されている5体の観音像も11月末までの期間限定で「里帰り」しており、1001体が一堂に会した姿を眺められる。階段のみでスロープはない。

 一般600円(中高生400円、小学生300円)。先着千人に、全ての像の名前を記した「仏名(ぶつみょう)帳」を配布する。

【 2018年10月02日 21時20分 】

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