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琵琶湖疏水通船「観光振興大賞」に 資源再生を評価

春と秋に定期通船が復活した「びわ湖疏水船」(2018年3月、京都市山科区)
春と秋に定期通船が復活した「びわ湖疏水船」(2018年3月、京都市山科区)

 日本商工会議所は3日、本年度の「全国商工会議所きらり輝き観光振興大賞」に、京都商工会議所と大津商工会議所が連携して取り組んだ「琵琶湖疏水通船復活事業」を選んだと発表した。大津から京都へ水路でつないだ明治時代の歴史遺産を観光資源として再生した点が評価された。

 琵琶湖疏水は、明治維新を経て人口が減り、衰退していた京都の復興のために3代目京都府知事北垣国道の下、田邉朔郎が指揮を執って1885(明治18)年から5年かがりで完成した。日本人のみで成し遂げた明治の大土木事業で水力発電の源にもなり、大津-蹴上間の水路は多くの貨物や旅客を輸送した。

 京都商工会議所は2005年度から琵琶湖疏水の観光資源としての可能性を調査してきた。2017年度には大津商工会議所と協力し、京都市や大津市、滋賀県、各観光協会や交通事業者などと広域連携を実現し、協議会を発足させた。両商議所が中心となり、テスト運航を重ねて明治維新150年の節目を迎えた今春、「びわ湖疏水船」の本格運航が始まった。

 京都商工会議所は「今後は便数を増やすなどして、沿線の団体や施設と連携して疏水観光を盛り上げたい」とし、大津商工会議所は「比叡山や三井寺、日吉大社など点在している観光地を巡ってもらうきっかけにしたい」と意気込んでいる。

 表彰式は11月5日に福島県会津若松市である「全国商工会議所観光振興大会」で行われる。

【 2018年10月04日 08時47分 】

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