出版案内
福祉事業団
京都新聞AR

世界遺産×パン。大満足 13、14日 上賀茂神社でフェス

出展予定の新作パン「玉鬘(たまかずら)」を持つ堀田勝史さん(京都市左京区・グランドプリンスホテル京都)
出展予定の新作パン「玉鬘(たまかずら)」を持つ堀田勝史さん(京都市左京区・グランドプリンスホテル京都)

 世界遺産の神社とパン。意外な組み合わせの催しに、3回で約10万人が足を運んでいる。上賀茂神社(京都市北区)の京都パンフェスティバル(京都新聞など主催)。今年も13、14日に開き、19店が参加する。なぜ神社でパンなのか。関係者に聞いた。

 ■人集まる場、新作も続々

 初日の朝、神社本殿で関係者が参拝と奉納を行う。参加各店はパン2個とともに参列、催しの無事を祈願する。

 京都パンフェスティバルは2015年10月、同神社式年遷宮の奉祝行事として始まった。発案した同神社の元権禰宜・中野詔夫さんは「食の催しを」と考えていた。京料理の源が葵祭の神饌(せん)といわれるように、神社と京の食の結びつきは深い。その上で「神に奉る五穀には麦も含まれるし、いまやパンは米と並ぶ二大主食」とパンに焦点を絞った。

 中野さんに相談を受けたグランドプリンスホテル京都(左京区)事業戦略マネージャー・関茂拓也さんは東京勤務時代、パンのイベントに数万人が参加すると聞いていた。「京都はパンが人気。上賀茂神社なら成功するのでは」。関茂さんらの協力で第1回のフェスティバルが実現、予想の1~2万人を上回る5万人が来場した。

 「パン好きのお客様にアピールする好機。毎回新製品を準備する」と同ホテル宴会調理3リーダー(製菓・製パン担当)の堀田勝史さんは意気込む。中野さんは「古来、神社は人が集まり市が立つ場。京都パンフェスティバルもその伝統に連なるのでは」と話している。

 ■一流ホテルベーカリー数多く出店 京都のパン事情に詳しい 写真家・田村泰雅さん

 京の都はパンの都。私は心の中でいつもそう思っています。

 総務省家計調査(2015~17年)で、京都市はパンの購入金額・購入数量共に全国1位の統計が出るほどパンを愛する街です。

 近年のパンの傾向として、こだわりの素材を使った高級食パン専門店やコッペパン専門店が街中で人気を博しています。この傾向は京都のみならず、東京や大阪などの都市部でも見られます。その背景には、新しいもの好きで流行に敏感な京都人の気質が関係しているかもしれません。

 京都パンフェスティバルでは、他のパンの催しと比較して、一流ホテルベーカリーが数多く出店します。それらのパンには、量より質を重んじることから高級感のある素材が使われています。中には、今回の催しに向けて季節感を演出した新作を作るお店も見られます。

 他にも、京都パン組合の加入店や、地域住民に愛されているお店、近年開店したばかりの新店など、バラエティーに富んだパン屋が一同に集結するのも見どころです。

 爽やかな秋空の下、上賀茂神社の境内でとっておきのパンを探してみてはいかがでしょうか。

 ■京都パンフェスティバル 13、14日午前10時~午後3時、上賀茂神社境内(京都市北区)。問い合わせは京都新聞COM内の実行委員会事務局075(241)6172(平日午前9時半~午後5時)。

【 2018年10月08日 09時51分 】

ニュース写真

  • 出展予定の新作パン「玉鬘(たまかずら)」を持つ堀田勝史さん(京都市左京区・グランドプリンスホテル京都)
京都新聞デジタル版のご案内

    観光・社寺のニュース