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勤王の志士の具足、半世紀ぶり新調 22日に京都で時代祭 

新調された久坂玄瑞(中央)と吉村寅太郎(左から2人目)の具足など時代祭の衣装(10日午後2時4分、京都市左京区・平安神宮)
新調された久坂玄瑞(中央)と吉村寅太郎(左から2人目)の具足など時代祭の衣装(10日午後2時4分、京都市左京区・平安神宮)

 京都三大祭りの一つ、時代祭に使用される衣装の一部が新調され、10日に京都市左京区の平安神宮でお披露目された。幕末に活躍した勤王の志士、久坂玄瑞と吉村寅太郎の具足が約半世紀ぶりに新調され、明治150年の節目を彩る。

 久坂は長州藩士で蛤(はまぐり)御門の変に参加、負傷後に自刃した。胴部分には蒔絵(まきえ)で大きく家紋があしらわれている。手を覆う籠手(こて)や太もも部分の佩楯(はいだて)は紺麻地(こんあさじ)で作られている。

 吉村は土佐藩士で天誅(てんちゅう)組を結成。奈良県五條市の代官所襲撃に加わったが戦死した。吉村の胴部分には家紋はないものの、黒光りする様子が勇ましさを際立たせる。

 新調・補修費用は合わせて約1850万円で近年では最高という。藤原公卿(くぎょう)参朝列に加わる武官の黒色の上着「袍(ほう)」や、神幸列の前を行く前列の迦陵頻伽(かりょうびんが)や胡蝶(こちょう)の装束も新しくなった。

 祭りを主催する平安神宮の崇敬者組織、平安講社の朴木純一理事長(78)は「昨年は台風接近でやむなく中止した。今年も天気が心配だが、雨が降らないよう願いたい」と話した。

 時代祭の行列は22日正午に京都御苑を出発する。雨天の場合は23日に順延する。

【 2018年10月10日 19時17分 】

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