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11月顔見世へ「白鸚」力強く 京都で「まねき書き」

例年より1カ月早い「まねき書き」。松本白鸚さんらの名をしたためる(11日午前10時7分、京都市左京区・妙伝寺)
例年より1カ月早い「まねき書き」。松本白鸚さんらの名をしたためる(11日午前10時7分、京都市左京区・妙伝寺)

 南座(京都市東山区)の新開場を記念して、11月1日に始まる顔見世を前に、歌舞伎俳優の名を看板に墨書する「まねき書き」が例年より1カ月早く、大詰めを迎えた。11日は、11月の顔見世で襲名を披露する松本白鸚(はくおう)さん(76)らの名が勘亭流の書体で力強く書き入れられた。南座でのまねき上げは25日午前にある。

 今年は22年ぶりに11月から2カ月連続の顔見世となる。11月は、襲名を披露する白鸚さん、長男の松本幸四郎さん(45)、孫の市川染五郎さん(13)の親子3代をはじめ、坂田藤十郎さん(86)、片岡仁左衛門さん(74)ら45枚の看板を用意する。

 左京区の妙伝寺を工房代わりに、書家の井上優さん(73)が、清めの酒を混ぜた濃い墨をする。看板は白木の一枚板(長さ180センチ、幅30センチ)。大入りを願って隅々まで書く独特の書体で役者名をしたためた。井上さんは「今年は暑くて、墨のにかわが早く乾くのが心配だったが、無事に書けた。久しぶりに南座にまねきが上がり、華やかになれば」と話していた。

 耐震改修のため南座での顔見世は2015年以来。先斗町歌舞練場(中京区)で開いた16年は、まねきのみ南座に掲げており、南座にまねきが上がるのは2年ぶり。11月の顔見世は25日まで。12月の顔見世(1~26日)は演目や役者を替え、改めてまねきを書く。

【 2018年10月11日 11時50分 】

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