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異彩放つ日本画、背景から存在浮かぶ 京都で徳岡神泉展

身近な自然を見つめた作品が並ぶ徳岡神泉展(京都市北区・府立堂本印象美術館)
身近な自然を見つめた作品が並ぶ徳岡神泉展(京都市北区・府立堂本印象美術館)

 近代の京都画壇で異彩を放った日本画家、徳岡神泉(1896~1972年)の展覧会「徳岡神泉―深遠なる精神世界」(京都新聞など主催)が13日、京都市北区の府立堂本印象美術館で始まる。12日に開かれた内覧会では、招待客らが心の奥に響くような作品に見入った。

 神泉は京都・神泉苑近くに生まれ、終生身近な自然を題材に描いた。66年文化勲章を受章した。同展は京都で22年ぶりの神泉展で、戦後の代表作を中心に素描を含む計45点を出展する。

 生命を深く見つめて、対象以外をそぎ落とした画風で、描かれたカブやタケノコ、ショウブは背景から存在が浮かび上がるよう。代表作の一つ「刈田」は、青空を映す田に並ぶ切り株がリズミカルだ。招待客はじっくりと向き合い、絵の情趣を味わっていた。山田由希代主任学芸員は「形を超えて、ものの本質を表している所を見てほしい」と話す。11月25日まで。月曜休館。有料。

【 2018年10月12日 22時44分 】

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