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違法民泊防げ、住民自らパトロール 京都市内で初実施

民泊や簡易宿所をパトロールし、緊急連絡先が掲示されているかなどを確認する住民たち(京都市上京区)
民泊や簡易宿所をパトロールし、緊急連絡先が掲示されているかなどを確認する住民たち(京都市上京区)

 違法民泊やルール違反をしている簡易宿所が地域にないか、住民自らがパトロールする取り組みが25日夜、京都市上京区の出水学区であった。宿を一軒一軒回って点検する中、条例で義務化された標識を掲示していない宿も多く見つかったため、行政が今後改善を働きかける。

 市内で民泊への不安が高まっていることを受け、上京区役所と上京署、上京消防署の3者が呼び掛けて初めて実施した。住民が実態を直接見て不安の解消につなげ、住民目線でルール違反や迷惑行為を取り締まる狙いがある。

 パトロールには約60人が参加。区内で登録されている約30軒の民泊と簡易宿所を総点検し、標識が正しく掲示されているか、騒音やごみの放置がないかなどを確かめた。また営業許可を得ない「ヤミ民泊」がないか目を光らせた。

 市内の簡易宿所は営業者の身元などを明記した標識を掲示するとともに、駐在しない場合は緊急連絡先も示すよう条例で定められている。パトロールでは掲示不十分な宿が次々と見つかり、住民が啓発チラシを投かんしていった。

 参加した出水学区住民福祉連合協議会の山本安一会長は「ルールを守っていない宿が多く見つかった。住民も条例を理解するのが難しいので、行政が間に入り、市民にわかりやすく説明してもらえたら」と話していた。

 パトロールは毎月25日に、上京区内の各学区で順次行う予定。

【 2018年10月27日 11時20分 】

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