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海老蔵さんら「自撮り」で記念撮影 南座お練り、花形役者ずらり

南座前の四条通で、お練り出発直前に、スマートフォンで「自撮り」をする海老蔵さん(右下)。幸四郎さん、獅童さん、愛之助さんらが周りを囲んだ(27日午後2時40分)
南座前の四条通で、お練り出発直前に、スマートフォンで「自撮り」をする海老蔵さん(右下)。幸四郎さん、獅童さん、愛之助さんらが周りを囲んだ(27日午後2時40分)

 南座(京都市東山区)新開場を記念して、歌舞伎史上最大規模で27日に行われた「お練り」。人気役者を一目見ようと、祇園の四条通は、観衆であふれかえった。お練りに先立ち、南座の劇場内では「開場式」があり、お練りに参加しなかった坂田藤十郎さん(86)や尾上菊五郎さん(76)ら東西の人間国宝たちを含めた、総勢100人の歌舞伎役者が舞台上に勢ぞろい。壮観な大顔合わせで、祝いの手締めをした。

 開場式を終えた午後2時半すぎ、南座正面から花形役者69人が四条通に続々と姿を現すと、沿道を埋めた観衆から歓声がわき起こった。出発前のわずかな時間の中、市川海老蔵さん(40)がスマートフォンを取り出し、周りの役者に「自撮り」で記念撮影を呼び掛けた。

 その輪の中には松本幸四郎さん(45)、中村獅童さん(46)、片岡愛之助さん(46)、市川中車さん(52)、市川猿之助さん(42)、尾上菊之助さん(41)ら、平成以降の歌舞伎を担う中堅・若手役者がずらり。海老蔵さんは、すぐにスマホでブログにアップし、2時40分には「いってきまーす!」のメッセージとともに写真を発信した。

 金銀のテープが上空に発射され、お囃子が鳴り響く中、お練りがスタート。車道まであふれた沿道の多くの人が、スマホやカメラで撮影する中、役者たちは笑顔で手を振りながら、ゆっくりと練り歩いた。

 南座の開場式は招待客のみを対象に開かれ、11月の顔見世で襲名披露する松本白鸚(はくおう)さん(76)、幸四郎さん、市川染五郎さん(13)の親子孫の3代が「寿式三番叟(さんばそう)」を披露し、舞台をことほいだ。

 役者を代表して京都で生まれ育った坂田藤十郎さんがあいさつ。「南座には数え切れない思い出があり、南座に出演する時の特別な感慨は言葉にできないほど有り難いもの。京都の伝統文化として、わが国が世界に誇る劇場として愛され続けることを願ってやみません」と述べた。

 舞台上には、文化功労者への選出が26日発表されたばかりの片岡仁左衛門さん(74)をはじめ、中村吉右衛門さん(74)、坂東玉三郎さん(68)ら人間国宝がずらりと最前列に並び、幸四郎さんや海老蔵さんが2列目に並んだ。最後に、菊五郎さんの発声で一本締めをして、11月1日初日の顔見世で新開場する南座の大入りを願った。

【 2018年10月28日 10時55分 】

ニュース写真

  • 南座前の四条通で、お練り出発直前に、スマートフォンで「自撮り」をする海老蔵さん(右下)。幸四郎さん、獅童さん、愛之助さんらが周りを囲んだ(27日午後2時40分)
  • 藤十郎さん、菊五郎さん、仁左衛門さんら人間国宝も含め、歌舞伎役者が舞台上に勢ぞろいした開場式。最後に一本締めで祝った(27日午後1時52分)
  • 人気役者をカメラに収めようと四条通を埋め尽くした観衆(27日午後3時12分、京都市東山区・四条通東大路付近)
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