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災害時の安否確認、旗で「無事です」 京都・伏見で配布

「無事です」と記された旗を掲げる住民(京都市伏見区日野田頬町)
「無事です」と記された旗を掲げる住民(京都市伏見区日野田頬町)

 災害時の住民の安否確認に役立てるため、京都市伏見区の日野学区自主防災会は、安全であることを伝える小さな旗を学区内の自治会に加入する全世帯に配布した。11月から毎月5日に各家庭に掲示してもらい、安否確認を実施。住民同士の助け合いで地域の防災力を高めたいという。

 大規模な災害が発生すれば警察や消防など行政機関の活動には限界があり、地域や町内会で助け合う仕組みを作って南海トラフ巨大地震などに備えようと取り組んだ。

 同自主防災会は2015年に緊急時の連絡網「向こう三軒両隣」避難誘導マニュアルを策定。学区内の約1900世帯がおおむね6世帯ごとの組に分けられ、それぞれ班長が置かれている。

 旗による安否確認はこのマニュアルに基づいて実施され、毎月5日朝に班長が各家庭の玄関に旗が掲げられているのを確認し、掲示されていない家庭にはノックして確かめる。旗には「無事です」と記され、一目で分かるようになっている。

 このほど自主防災会のメンバーたちが各世帯に旗と取り付け用のフックを手分けして配った。会長の西正勝さん(80)は「日頃から旗を掲げる習慣をつけてもらい、有事でも皆で協力して減災に努めたい」と話している。

【 2018年11月05日 08時00分 】

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