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台風被害乗り越え「晴れ姿」 京都の寺院・くろ谷で特別公開

尾張藩主徳川慶勝が撮影した写真などを展示する「秋の特別公開」(京都市左京区・金戒光明寺)
尾張藩主徳川慶勝が撮影した写真などを展示する「秋の特別公開」(京都市左京区・金戒光明寺)

 「くろ谷」の通称で親しまれる京都市左京区の金戒光明寺で9日、秋の特別公開が始まった。今年9月の台風21号では庭園の樹木が折れ、大方丈(おおほうじょう)の障子が破損するなど大きな被害を受けたが、修復が進み、今年は3年ぶりに庭園の夜間ライトアップを再開。幕末の尾張藩主が写した写真展も始まり、参拝者が錦秋を楽しんでいる。

 12月2日までの限定で、通常非公開の大方丈や庭園、山門内部を公開。大方丈では、尾張藩14代藩主の徳川慶勝が撮影した15代藩主の肖像写真や戊辰(ぼしん)戦争で落城した会津若松城の写真など15点を展示する。

 庭園では台風でスギの大木が倒れる被害があったもののモミジは無事だったといい、池のほとりで色づき始めた木々が秋の深まりを感じさせる。

 現在も瓦の修復などが続くが、橋本周現筆頭執事は「モミジの色づきも順調なので、多くの方に参拝してほしい」と話している。拝観は午前9時~午後4時半、夜間拝観は午後6~9時。有料。

 同寺のほか霊鑑寺(左京区)、和中庵(同)、旧三井家下鴨別邸(同)、宝鏡寺(上京区)、浄住寺(西京区)でも秋の特別公開が行われている。問い合わせは市観光協会075(213)1717。

【 2018年11月10日 12時15分 】

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