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お寺まるごと“美術館”に 京都・妙顕寺で若者や職人ら企画

これから見頃を迎える紅葉や庭のライトアップ(京都市上京区・妙顕寺)
これから見頃を迎える紅葉や庭のライトアップ(京都市上京区・妙顕寺)

 秋の特別拝観中の妙顕寺(京都市上京区)で、市内の若者や若手職人らが、寺をまるごと美術館にする企画を催している。アパレル会社経営の菅真継さん(32)=同区=が、寺社仏閣や伝統工芸の良さを若者にも知ってもらいたいとの思いで手がけた。庭園ライトアップや若手職人の作品展などを通じ、京の文化を担う次世代の息吹を伝えている。

 菅さんは、身近に立派な寺社仏閣や伝統文化があるにもかかわらず、若者が興味を持たない現状に課題を感じていた。若者と寺社とが連携して地域一帯を盛り上げたいと考え、自ら催しの企画を持ち込むようになった。昨秋は寺3カ所で特別展を同時開催し、SNSで発信するなどして若者を中心に約8千人を呼び込んだ。

 今年は妙顕寺で枯(かれ)山水の庭園ライトアップや作品展、抹茶席、寺ヨガを楽しめる企画を手がけ、菅さんの思いに共感した市内の若手職人らも協力した。

 南座の提灯で知られる小嶋商店の10代目小嶋諒さん(30)は、高さ約2メートルの大提灯を特別に製作。京繡(きょうぬい)伝統工芸士・長艸(ながくさ)敏明さんの能衣装や、寺の一室に小さな日本庭園を造園した作品、ろうそくアートの展示もある。

 菅さんは「生まれ育った町の魅力を発信したい。若者に興味を持ってもらうためには、若者が動かなければ」と力を込める。日中は午前10時~午後4時、夜間は午後6~8時。12月2日まで。特別拝観料800円(中学生未満無料)。

【 2018年11月14日 17時00分 】

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  • これから見頃を迎える紅葉や庭のライトアップ(京都市上京区・妙顕寺)
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