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北野天満宮描いた最古級屏風見つかる 1600年前後制作か

作風から最古級の作品と分かった「北野社頭図屏風」(6日午後3時55分、京都市上京区・北野天満宮)
作風から最古級の作品と分かった「北野社頭図屏風」(6日午後3時55分、京都市上京区・北野天満宮)

 北野天満宮(京都市上京区)と京都文化博物館(中京区)は6日、同天満宮境内を描いた「北野社頭図屏風(びょうぶ)」で最古級の作品が見つかったと発表した。作風から慶長年間(1596~1615年)の制作とみられる。

 北野社頭図屏風は江戸時代初頭以降、盛んに描かれた。今回確認されたのは縦81センチ、横237センチの六曲一隻。東側からの視点で神仏習合時代の境内にあった多宝塔など仏教施設を描いている。境内には多くの松があり、朱傘を広げうたげを楽しむ人も描き込まれている。

 登場人物の顔の描き方などから、狩野派の影響を受けた絵師が手掛けた可能性がある。京都の古美術商が入手し昨年、京都文化博物館に連絡した。来年2月23日から同館で開かれる特別展「北野天満宮 信仰と名宝」(京都新聞、京都文化博物館など主催)で公開する予定で、西山剛学芸員は「豊臣秀吉が開いた北野大茶湯の記憶が鮮やかな頃で、見どころの多い作品」と話す。

 特別展ではこのほか、南側から境内を眺める視点で境内東側に草創期の「上七軒」を描く作品や、作中の絵馬に「寛永三(1626)年」の年号が書かれた屏風なども公開される。

【 2018年12月07日 08時00分 】

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