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八坂神社「おけら酒」中止 京都、外国人客増で安全確保困難

火縄に神火を移す参拝者。参拝者らのために境内の一角で振る舞われていた「おけら酒」が今年から中止されることになった(2017年12月31日、京都市東山区・八坂神社)
火縄に神火を移す参拝者。参拝者らのために境内の一角で振る舞われていた「おけら酒」が今年から中止されることになった(2017年12月31日、京都市東山区・八坂神社)

 八坂神社(京都市東山区)で大みそかの「おけら詣り」の際に参拝者に提供してきた「おけら酒(しゅ)」が、今年は中止されることになった。理由は外国人観光客の急増。振る舞いを受けようと並ぶ人々が南楼門の外まで長蛇の列をつくるようになり、「参拝者の安全を確保できない」と中止を決めた。

 八坂神社では毎年、31日午後7時に除夜祭を行ったあと灯ろうに火をともし、神火の授与が始まる。おけら酒もその際に境内の一角で振る舞っていたが、3~4年前から外国人を中心に観光客が増え始め、数百メートルの列が境内の外まで続く傾向が続いていたという。

 大みそかは神職らも多忙のため行列の見守りも難しく、また、一度杯を受けた人が再度列に並ぶなどマナー面でも問題が多いことから、今後のおけら酒の提供中止を決定した。祈祷を申し込んだ人が神事の後に「直会(なおらい)」として受ける神酒は例年通り続けるといい、同神社では「心静かに年越しの参拝をしてもらえたら」としている。

【 2018年12月21日 08時19分 】

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