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国連SDGsバッジ品切れ続き… 京都で地元木材使い作製

京都産木材の端材で作ったSDGsのバッジ(京都市中京区、はあと・フレンズ・ストア)
京都産木材の端材で作ったSDGsのバッジ(京都市中京区、はあと・フレンズ・ストア)

 京都市は、国連が掲げる「持続可能な開発目標」(SDGs(エスディージーズ))を周知するバッジを作製した。国連が作っているバッジは日本で対面販売が行われておらず入手困難なためで、市内産木材を使い、一部業務を障害者に委託するなど、「誰ひとり取り残さない、持続可能で多様性と包摂性のある社会」という理念を体現した。15日に販売を始める。

 SDGsは2015年の国連サミットで採択された30年までの国際的な数値目標。貧困や飢餓の撲滅、教育の確保、気候変動対策や資源保護など17分野で目標を定めた。日本政府も推進本部を設置し、行動計画を公表している。

 国連広報センター(東京)や京都市によると、国連が作製したバッジは直径約2・5センチの金属製で、目標を定めた分野を17色で表現して円形に並べた。米ニューヨークの国連本部の店舗や、国連開発計画のインターネットショップで扱っているが、問い合わせが多く品切れが続いているという。

 このため京都市は、国連が作っているバッジのデザインや形は踏襲しつつ、「陸の豊かさも守ろう」という分野目標があることを踏まえ、市域の4分の3を占める森林から切り出すブランド材「みやこ杣木(そまぎ)」の端材を素材に採用した。

 作製したバッジは、中央部が空洞の直径2・5センチと空洞なしの直径2センチの2種類。城陽市の木材加工会社「ホリモク」が引き受けた。さらに袋詰めなどはSDGsの目標の一つ「働きがいも経済成長も」に沿うよう、障害者が働く加音(かのん)西京極作業所(右京区)に依頼した。市は「京都らしいバッジを手に取り、身近なところでSDGsを体現できることを探ってほしい」と呼び掛ける。

 障害者の授産製品を扱う市のセレクトショップ「はあと・フレンズ・ストア」(中京区)で販売する。直径2・5センチが850円、同2センチが千円(いずれも税込み)。同ショップのホームページでも受け付ける。水曜休み。問い合わせは同ショップ075(221)8033。

【 2019年01月14日 21時22分 】

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  • 京都産木材の端材で作ったSDGsのバッジ(京都市中京区、はあと・フレンズ・ストア)
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