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市内在住と市外在住に「差」 京都市美術館に新料金制度

京都市美術館・常設展観覧料の見直し
京都市美術館・常設展観覧料の見直し

 京都市は、2019年度中に予定している市美術館(左京区)のリニューアルオープンに合わせた常設展観覧料の改定で、一般料金を市内在住者と市外在住者で分ける新たな料金制度を導入する。市外在住者については、従来高校生以上を一律500円としていたが、観光客を含めた一般は700円に引き上げる一方、高校生は300円に値下げする。施設拡充に伴って運営経費が膨らむためで、貸し館の使用料も増額改定する方針。

 市によると、全国の20政令指定都市で公立美術館の一般料金を居住地別に設定するのは初めてという。

 市が2012年度に来館者1776人を対象に実施したアンケートの結果によると、70・7%が市外からの来館者だった。市は値上げの理由について「市内在住者は税負担もあるが、市外の人はなく、美術館事業を将来にわたって充実させるためにも負担を求めたい」と説明する。

 収蔵品を公開する常設展は従来、「コレクション展」の名称で年に数回、不定期に開催していたが、再オープン後は本館1階で常時催す。市は、新たな料金制度の導入によって16年度に約300万円だった観覧料収入が約3700万円に伸びると見込んでいる。

 市外の高校生の料金引き下げは、修学旅行生らの来館を促進する狙い。対象には高等専門学校生も含む。従来の小中学生料金は市外在住者が300円、市内在住者が無料で、もともと分かれており、再オープン後も据え置く。市内にある小中高校の児童、生徒は市外在住でも市内料金を適用する。

【 2019年01月24日 11時30分 】

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