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華やか井伊家のひな人形 滋賀・彦根城博物館で8日から特別展

弥千代の婚礼に際して調度品を模して作られたミニチュア
弥千代の婚礼に際して調度品を模して作られたミニチュア

 滋賀県彦根藩の井伊家のひな人形を公開する特別展「雛(ひな)と雛道具」が8日から彦根市の彦根城博物館で始まる。小袖姿の立雛(たちびな)や婚礼で用いたミニチュアの調度品など、華やかなひな飾りを披露する。

 江戸期の大名家の婚礼では嫁入り道具として、ひな人形とひな道具をあつらえるのが通例だったとされる。安政5(1858)年に高松藩松平家に嫁いだ井伊家13代目直弼の娘弥千代の伝来品を中心に公開する。

 弥千代のひなは、ひな壇に立てかける立雛で、男女とも紙製の小袖を着用。室町期の装束とみられる。団子に目鼻をつけたかのような顔の愛らしい一対となっている。

 ひな道具は貝桶(おけ)や三棚、挟箱など85品からなるミニチュアの調度類。井伊家の家紋とともに、漆や金蒔絵(まきえ)で松や笹竹などが描かれている。

 弥千代が嫁いだ2年後に桜田門外の変があり、直弼が殺された後はこれら一式が飾られることはなかったという。同館は「弥千代は明治維新後、松平家に害が及ばないようにいったん離縁したため彦根に調度品が残った」と説明する。

 このほか江戸-昭和期のひな飾り11点も合わせて展示する。3月4日まで。有料。

【 2019年02月05日 09時24分 】

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