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猛暑で大量枯死、天然記念物「キリシマツツジ」挿し木で育成

植えられるキリシマツツジの苗木(京都府長岡京市勝竜寺・勝竜寺城公園)
植えられるキリシマツツジの苗木(京都府長岡京市勝竜寺・勝竜寺城公園)

 京都府長岡京市緑の協会はこのほど、協会設立20周年記念事業の一環として市の花「キリシマツツジ」の苗木20本を市に寄贈し、勝竜寺城公園(同市勝竜寺)に植えた。市天然記念物指定のツツジの枝を挿し木で1年半かけ育てた苗で、同協会は「市民に親しまれた木の2世で元気に育ってほしい」としている。

 同市では、長岡天満宮参道の八条ケ池中堤(同市天神2丁目)に植栽された約100株、推定樹齢約150年のキリシマツツジが市天然記念物と景観需要樹木に指定されている。

 同協会はツツジの開花後のせん定時期に毎年、枝を譲り受けて重要な観光資源を後世に残すため、同市長法寺の西山公園内で苗木を栽培。誕生や結婚の際に市民に提供する「夢人生記念樹」の1種としても活用している。

 寄贈は勝竜寺城公園に植えられたキリシマツツジが昨夏の猛暑などで大量に立ち枯れ、心を痛めた地域住民の声を受けて実現した。高さ15~30センチに育った苗木を贈り、同協会と市の職員計8人が外堀の一部に植え付けた。

 同協会によると、キリシマツツジの挿し木は難しく最近は樹木医の指導で苗木に育つ数が増えたといい、「植えた苗木には花芽が確認できるので4月末には花を咲かせてくれる」という。

【 2019年03月05日 17時00分 】

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