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甲賀だけじゃない「湖南も忍者の里」 猿飛佐助キャラ制作

猿飛佐助のキャラクターのラフスケッチ(滋賀県湖南市)
猿飛佐助のキャラクターのラフスケッチ(滋賀県湖南市)

 湖南市の住民グループ「猿飛佐助実行委員会」が、甲賀忍者のリーダー格として描かれる「猿飛佐助」のキャラクターを制作している。ラフデザインが決まり、制作費の寄付を募るクラウドファンディングも始めた。同会は「湖南市も忍者の里だということを広く発信するきっかけにしたい」と意気込む。

 猿飛佐助は江戸時代の軍記物などに登場する架空の甲賀忍者。司馬遼太郎さんの小説で同市吉永の山城・三雲城で佐助が幼少期に修行したと描かれていることから、地元住民らが2014年に同会を結成した。これまで観光リーフレットの作成や旧街道の名所を紹介するスマートフォンアプリの配信などに取り組んできた。

 さらなるPRには目に見えるキャラクターが有効として昨年秋、東京都内の漫画出版社に依頼し、若手漫画家が8種類のキャラを描いた。その中から地元の三雲小、三雲東小、甲西中の子どもたちの投票などを経て採用作を決定した。現在はラフスケッチの段階で、5月ごろまでに完成させる。

 制作費30万円は、市が仲介し2月末からクラウドファンディングで寄付を募っている。同実行委の園部俊治会長(69)は「ネットをよく利用する若者らに佐助を宣伝する機会にもなる」と説明する。

 新年度には再度クラウドファンディングで資金を集め、同キャラが主人公で三雲城が舞台の漫画本の出版も目指すという。

 有力な甲賀武士(甲賀忍者)の子孫とされる「甲賀二十一家」には宮嶋氏や針氏などの湖南市ゆかりの土豪も含まれるが、甲賀市ほどは忍者の里として知名度はない。園部さんは「忍者ブームにあやかって三雲城跡への観光客も増やしたい」と話す。

【 2019年03月07日 19時40分 】

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