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原発事故収束、避難者祈る 京都・上賀茂神社「電気産業守り神」

震災発生時刻に合わせ、復興と原発事故収束を祈る避難者や支援者たち(京都市北区・上賀茂神社)
震災発生時刻に合わせ、復興と原発事故収束を祈る避難者や支援者たち(京都市北区・上賀茂神社)

 東日本大震災発生から8年を迎えた11日、京都市内でも鎮魂や震災を風化させないという決意を込めた催しが開かれた。多くの市民が避難者の言葉に耳を傾け、春まだ浅い被災地に思いをはせた。

 北区の上賀茂神社では、東北の復興と福島第1原発事故の収束を祈る祈願祭が営まれた。宮城や福島県から京都に避難している人たちが、故郷への思いを胸に参拝した。

 同神社は賀茂別雷大神(かもわけいかづちのおおかみ)が祭神のため古来、落雷よけの信仰があり、次第に電気産業の守り神とされるようになった。震災後は毎朝、復興と事故収束の祈願を続けている。

 祈願祭は、京都への避難者を支援する「神主さんと京の社を巡ろうの会」が呼びかけ、毎年実施。今年は支援者を含め9人が参拝し、震災発生時刻の午後2時46分、本殿で黙礼した。

 福島県郡山市から京都市内へ自主避難している榊美子さん(66)は「故郷に帰りたいと思うが、原発事故が収束せず不安。避難した人も残った人にも悩みがある。少しでも復興が進みますように」と話していた。

【 2019年03月12日 09時20分 】

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