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京都・福知山に飛行場あった 戦時中の軍需施設、元教諭が調査

戦時中に軍需工場があった山の前で冊子を持つ梶原さん(京都府福知山市正明寺)
戦時中に軍需工場があった山の前で冊子を持つ梶原さん(京都府福知山市正明寺)

 戦時中の京都府福知山市内にあった飛行場や軍需工場の実態についてまとめた冊子を、元中学校教諭の梶原秀明さん(61)=同市半田=が作成した。約15年続けてきたフィールドワークの集大成で、写真や資料とともに戦時色の濃かった当時の様子を紹介している。

 梶原さんは2004年、歴史に興味のある教員仲間とともに「中丹地域の歴史と文化を掘りおこす会」を結成。当時の地図などを基に、現地での遺構調査や周辺住民への聞き取りなどを行ってきた。昨年退職したのを機に、これまでの研究成果を一冊にまとめた。

 冊子では、同市石原にあった海軍の航空基地や、同市正明寺の山地などで建設が進められていた川西航空機の軍需工場を紹介。史料や住民の証言に基づき、当時の規模や実態などを浮き彫りにした。また、市内を襲った米軍による機銃掃射や、飛行場の建設に携わった朝鮮人労働者の暮らしぶりについても触れている。

 梶原さんは「福知山でも戦争が身近にあったということを、若い世代にも知ってほしい」と話している。

 A4判30ページ。500円。市内の書店や駅前町の福知山観光案内所などで購入できる。

【 2019年03月12日 20時38分 】

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