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美しい茶畑の風景を次代に 景観保全条例を可決、和束町

日本遺産「日本茶800年の歴史散歩」構成文化財である和束町の茶畑。茶農家の日々の仕事によって美しい景観が保たれている(京都府和束町石寺)
日本遺産「日本茶800年の歴史散歩」構成文化財である和束町の茶畑。茶農家の日々の仕事によって美しい景観が保たれている(京都府和束町石寺)

 京都府和束町の茶畑景観の保全に向けた景観条例案が15日、町議会3月定例会で可決された。日本遺産「日本茶800年の歴史散歩」構成文化財である同町石寺などの茶畑をはじめ、町内の茶畑の景観は、茶農家らのなりわいによって維持されているとし、茶農家らを支援して次世代に引き継ぐことを目指す。7月1日に施行される。

 条例は、町内を「重点第1種地区」「同2種地区」「一般地区」の三つに区分し、今後開発する建築物の高さや面積、意匠などを地区ごとの基準で規制する。地域からの申し出を受けて審査し指定する重点地区については、茶畑の災害復旧や農道整備、耕作放棄地対策を町が支援するとしている。

 この日の本会議は、パブリックコメントの応募がゼロだったことなどが問題視され、町議から「『なりわい景観』維持と担い手を育てるという趣旨は大事だが、議論が不十分」と反対意見が出た。

 一方で、高齢化と人口減少が進む同町の現状を踏まえ、「町民が誇る景観が無くなれば、観光客も来なくなる」などと条例の必要性を訴える議員もおり、採決の結果、賛成6、反対2で可決した。

【 2019年03月16日 13時50分 】

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