出版案内
福祉事業団
京都新聞AR

仁和寺駒札に「令和」、京おどりでも掛け声 新元号発表の1日

新元号を駒札に墨書する僧侶(1日午前11時46分、京都市右京区・仁和寺)
新元号を駒札に墨書する僧侶(1日午前11時46分、京都市右京区・仁和寺)

 新元号が発表された1日、京都市内ではさまざまな催しなどを通じて「令和(れいわ)」が早速人々の暮らしに浸透しはじめた。

 漢字ミュージアム(東山区)では大型スクリーンで元号発表を放送するイベントが開かれ、立ち見が出るほどの来館者が見守った。菅義偉官房長官が「令和」の墨書を掲げるとどよめきが起き、それぞれが「れいわ」と声に出して響きを確かめた。「令和」と揮毫(きごう)した額も急きょ作られ、子どもたちが掲げて記念写真を楽しんでいた。高坂節三館長は「新元号の時代は、争いごとがなく、自然と調和しながら生きていく世界が来てほしい」と期待した。

 買い物客に新元号を予想してもらうキャンペーンを行った京都三条会商店街振興組合(中京区)では、応募があった計1438通の答え合わせを同組合事務所で行った。「安久」(78通)、「安永」(70通)、「永和」(31通)などが多く、「和」を使った予想も目立ったが、「令」を使ったのはゼロだった。的中者には金券31万円分を贈る予定だったが、田中正人理事長(54)は「5月の新元号売り出しキャンペーンに持ち越します」と話した。

 仁和寺(右京区)では僧侶が早速、ヒノキ製の駒札に新元号を書き入れた。駒札は、5月の観音堂(重要文化財)の落慶法要告知用。昨年12月に設置したが、2文字分の空白をつくり「○○元年五月」としていた。新元号が発表されると僧侶大石哲玄さん(32)が空白部分にゆっくりとしたためた。同寺トップの瀬川大秀門跡(71)は「仁和寺の『和』という字が使われ非常に感銘を受けた。和の心を大切にする時代になれば」と期待を込めた。

 「令和の御代(みよ)を祝うて めでたや ますます~」

 宮川町歌舞練場(東山区)でこの日開幕した花街の舞踊公演「京おどり」では、天皇代替わりを祝う新作で、長唄に新元号の掛け声を加えてことほいだ。芸妓が正装の黒紋付き姿で舞う中、地方役の同町芸妓組合長のふく葉さんが声を発すると、「おお」と客席から声が漏れた。観劇した大学4年野瀬あかりさん(21)と長谷川菜美さん(21)=いずれも大阪府枚方市=は「スマホで新元号を確かめて『へえ~』と思った直後だったので、掛け声を耳にして驚いた」と話した。

【 2019年04月02日 11時03分 】

ニュース写真

  • 新元号を駒札に墨書する僧侶(1日午前11時46分、京都市右京区・仁和寺)

関連動画      

京都新聞デジタル版のご案内

    観光・社寺のニュース