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即位合わせ150年ぶり御苑で神輿巡行も 京都の社寺で宗教行事

明治維新以来、約150年ぶりに京都御苑内を巡行する下御霊神社の大宮神輿(1日午後4時3分、京都市上京区)
明治維新以来、約150年ぶりに京都御苑内を巡行する下御霊神社の大宮神輿(1日午後4時3分、京都市上京区)

 天皇陛下の即位に合わせ、皇室ゆかりの京都、滋賀の寺社では、法要や神事などで新時代の幕開けを祝った。

 888(仁和4)年に宇多天皇が創建し、明治期まで皇族が門跡(住職)を務めた京都市右京区の仁和寺では、国宝の金堂で約20人の僧侶が読経し、吉田正裕執行長(58)が国の安寧などを祈る奉告文(ぶこくもん)を読み上げた。瀬川大秀門跡(71)は「令和の良き時代にお互いが和の心を持って、仲良く幸せに人生を送ることができたらと思います」と参拝者に語りかけた。

 東山区の長楽寺では、天皇即位時にのみ開帳され、天台宗の宗祖最澄が彫ったと伝わる本尊、准胝(じゅんてい)観音菩薩(ぼさつ)像の公開が始まった。読経後、鍵を開けて開帳すると、高さ約50センチの像が現れた。牧野純山住職(48)は「新しい時代に多くの人が観音さまに出会い、平安で幸せな生活を送れるよう祈願したい」と話した。10日まで他の宝物とともに展観する。本尊のみ6月16日まで参拝できる。

 御霊神社(上御霊神社、上京区)と下御霊神社(中京区)の祭礼の神輿(みこし)は、京都御苑(上京区)内を巡行した。御霊神社の神輿3基が今出川御門から御苑に入り、朔平(さくへい)門前で祝詞を奏上。続いて下御霊神社の神輿が寺町御門から御苑に進み、仙洞御所前で神事を営んだ。下御霊神社の神輿が御苑内を巡行するのは明治維新以来約150年ぶりといい、出雲路敬栄(よしひで)宮司(49)は「手探りの巡行だったが、いいお祭りができて感無量」と話した。

【 2019年05月01日 20時39分 】

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