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青鬼が福を願いダンス 19年ぶり踊り復活、滋賀・石山寺

19年ぶりに復活した「青鬼おどり」を披露する地元の若者ら(大津市石山寺1丁目・石山寺)
19年ぶりに復活した「青鬼おどり」を披露する地元の若者ら(大津市石山寺1丁目・石山寺)

 石山寺の中興の祖をしのび招福を願う「青鬼まつり」が19日、大津市石山寺1丁目の同寺で行われた。今年は地元の住民が鬼の姿で踊る「青鬼おどり」が19年ぶりに復活し、多くの参拝者に勇壮な姿を披露した。

 まつりは同寺と石山観光協会の主催で、参拝者約1500人が集まった。1208年に没した高僧・朗澄律師(ろうちょうりっし)が、死後に鬼となって庶民の「降魔招福」を誓った故事にちなみ、僧侶による読経が行われた。

 おどりは高さ約5メートルの青鬼像が飾られた同寺東大門前であり、20~30代の男性3人が鬼の面と衣装で7分間舞った。三味線の「青鬼おどりの唄」が流れる中、一斉にポーズを決めたり金棒を振ったりした。女子大学生ら3人が蛍の精霊「即昭」に扮(ふん)し、鬼に酒を振る舞う場面もあった。

 祭りの簡素化や踊り手不足を理由に、2000年を最後に途絶えていたが、2年ほど前に地元から復活を望む声が上がった。経験者の記憶や昔のビデオ映像を頼りに振り付けを再現し、4月から練習を重ねてきた。

 石山寺近くで生まれ育ち、鬼役を務めた飲食店経営井上貫太さん(25)は「保育園の時におどりを見た記憶がある。新しい時代に地域の伝統を受け継いでいきたい」と話している。

【 2019年05月20日 12時17分 】

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  • 19年ぶりに復活した「青鬼おどり」を披露する地元の若者ら(大津市石山寺1丁目・石山寺)
岸田繁 交響曲第一番・第二番 連続演奏会 2019.10.5

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