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リサイクルガラスで「枯れ山水」 京都、法然院にオブジェ登場

参道にリサイクルガラスを用いた作品を設置した西中さん(京都市左京区・法然院)
参道にリサイクルガラスを用いた作品を設置した西中さん(京都市左京区・法然院)

 法然院(京都市左京区)の参道に、ガラスのオブジェを使い「枯れ山水」を表現したガラスアートが完成した。「循環する命とつながっていく宇宙」をテーマに、リサイクルガラスを用いた作品が訪れる人の注目を集めている。

 法然院の梶田真章住職(62)と親交のある千葉県在住のガラス造形作家、西中千人さん(54)が制作した。ガラス瓶メーカーの協力を得て回収したガラス瓶を溶かし固め、オブジェに仕上げた。高さ約20センチ~1・8メートルの多様なオブジェが、法然院の参道約40メートルに設置され、周囲にコケや石を配置して「枯れ山水」に見立てている。

 低温でガラスを溶かすことによって、瓶の底などリサイクル前の形が残るように工夫したという。西中さんは「瓶としての役割を終え、新たにオブジェとして生まれ変わったガラスから、人の命や生き方について考える契機になれば」との願いを込める。

 「法然院という場があってこそできた作品。時間とともに輝きを変える作品を楽しんでほしい」と西中さん。梶田住職は「時を重ねるにつれて、人々の心になじんでいくのではないか」と話している。

【 2019年05月22日 11時47分 】

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