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かるた甲子園ピンチ!漫画人気で参加者急増、運営費不足に

「かるた甲子園」昨年の大会の様子
「かるた甲子園」昨年の大会の様子

 「かるたの甲子園」と呼ばれ、大津市の近江神宮を拠点に毎夏行われる「小倉百人一首競技かるた全国高校選手権」の主催者が運営費確保に頭を痛めている。競技かるたを題材にした人気漫画などにより、参加者が10年前の4倍以上に急増し、今年は対応のための会場増設などで費用が必要という。主催者側の日本高等学校かるた連盟は全国に小口の協賛金を求め、準備を進めている。

 選手権は全日本かるた協会などの主催。1979年に8校による団体戦で始まった。最近は漫画「ちはやふる」の影響で人気が高まり、昨年は団体戦が国内外の61校、個人戦は約1900人が参加した。41回目の今年は7月20、21日に開かれ、団体戦は前年と同じ61校の予定だが、個人戦は2400人ほどの登録が予想されるという。

 連盟によると、これまで同神宮内の近江勧学館や近隣の計9施設で行い、大会プログラムの広告掲載や企業などからの特別協賛、大会グッズの売り上げなどで経費をまかなってきた。

 今年は個人戦の参加者増で会場を数カ所増設する必要があり、個人戦の参加費を500円上げて2500円にした。しかし、新たな会場使用料やレンタル畳、冷房費などの設営費で、例年より数百万円の不足が見込まれるという。このため、今月中旬から1口1500円の協賛金の受け付けを始めた。協賛者には氏名を掲載した大会の成績報告冊子を贈る。

 連盟事務局で、同神宮の伊藤範純権禰宜(ねぎ)(53)は「これだけ大きな大会になり、うれしい悲鳴だが、かるたの聖地と呼ばれる近江神宮での大会で、いい環境で競技をさせてあげたい」と協力を呼び掛けている。近江勧学館のホームページで協賛金の内容を掲載している。問い合わせは同館077(524)3905。

【 2019年05月23日 09時37分 】

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