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築120年町家で市役所業務 大津、市民と共有スペースも

市民と市職員が共同利用するために設けられたスペース(大津市京町1丁目・まち家オフィス「結」)
市民と市職員が共同利用するために設けられたスペース(大津市京町1丁目・まち家オフィス「結」)

 大津市は、中心市街地の空き家(京町1丁目)を改修し、市役所機能の一部を入居させた「まち家オフィス『結(ゆい)』」を22日に開所した。屋内には市民と市職員の共用スペースを設け、官民連携のまちづくり推進の拠点を目指す。

 築120年を超える木造瓦ぶき2階建ての町家(敷地面積240平方メートル)を改修し、これまで複合施設「明日都浜大津」(浜大津4丁目)に入っていた都市再生課を移転させた。1階の一部78平方メートルを共用スペースとし、同課の職員10人が働くほか、市民や企業が仕事場として無料で利用できる。

 テーブルや無料Wi―Fi(ワイファイ)を備え、飲食も可能。別に同課専用の事務スペース(16平方メートル)もある。2階(54平方メートル)は倉庫として使う。

 町家の活用は、江戸時代に東海道大津宿として栄えた中心市街地のにぎわい復活を目指す同市の「宿場町構想」の一環。同エリアの町家約1500軒のうち約200軒が空き家になっており、市が自ら活用モデルを示すことで民間事業者の進出を促す狙いがある。事業費は家屋所有者への本年度の賃借料や維持費を含めて約960万円。

 開所にあたり、越直美市長は「市民と同じ空間で仕事をすることで、新たなまちづくりのアイデアが生まれる場所にしたい」と話した。

 共用スペースは予約不要。開館時間は午前8時40分~午後5時25分。土日祝休館。

【 2019年05月23日 12時27分 】

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