出版案内
福祉事業団
京都新聞AR

最澄の教えをかわいらしいイラストで 天台宗が絵本刊行

「一隅を照らす運動」を子ども向けに分かりやすく伝えようと初めて刊行した絵本
「一隅を照らす運動」を子ども向けに分かりやすく伝えようと初めて刊行した絵本

 天台宗(総本山・延暦寺、大津市)は、信仰運動「一隅を照らす運動」の発足50周年を記念し、絵本「おしえてしょうぐうさん-いのちのはなし」(春秋社)を刊行した。宗祖最澄の教えをかわいらしいイラストとともに分かりやすく伝える。幼児も楽しめるよう絵本を作ったのは初めてで、運動総本部は「1冊の絵本を通して親子で『生命(いのち)』のつながりを考えてほしい」としている。

 同運動は「生命」「奉仕」「共生」の三つを活動の柱に掲げ、絵本では全ての根幹となる「生命」をテーマに取り上げた。森定慈仁総本部長が考えた原案を基に抽象的な概念を子どもたちが理解できるよう表現をかみ砕き、構成を工夫した。

 物語は、きょうだいが生まれて複雑な気持ちを抱く少年が主人公。彼の家に運動キャラクターの「しょうぐうさん」が訪れ、全ての生き物は「いのちをつないでゆく だいじな ひとりなんだ」と説く。全て平仮名表記で読みやすくしている。

 運動総本部によると、親子のコミュニケーションの希薄化がいわれる中、まず保護者世代の人たちに本を手にとってほしいという。「それぞれの立場で最善を尽くし、自ら輝くことで周囲も照らすという考え方が、親子の対話を通じて次代を担う子どもたちに伝われば」としている。

 B5変型判、32ページ、1080円。京都市内などの書店で発売している。

【 2019年06月04日 18時52分 】

ニュース写真

  • 「一隅を照らす運動」を子ども向けに分かりやすく伝えようと初めて刊行した絵本
京都新聞デジタル版のご案内

    観光・社寺のニュース