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アンドロイド観音「想像以上に人間味」限定公開に参拝6千人

期間限定で公開されたマインダー(京都市東山区・高台寺)
期間限定で公開されたマインダー(京都市東山区・高台寺)

 京都市東山区の高台寺が3月上旬から約2カ月間公開したアンドロイド観音「マインダー」に、約6千人が訪れたことが分かった。参拝者からは「温かみを感じた」や「素直に聞くことができた」など好意的な感想が寄せられたといい、同寺は今後も定期的な公開を考えていくとしている。

 マインダーは高台寺が、大阪大の石黒浩教授の研究室に所属する小川浩平講師の協力を得て2017年から製作していた。境内南側の教化ホールで3月8日~5月6日まで公開され、「般若心経」の内容をテーマに約25分間の法話を行った。人工音声の日本語だけでなく、プロジェクションマッピングによる英語と中国語の字幕で外国人にも対応した。

 高台寺などが参拝者に実施したアンケートによると、「最初は変な気持ちだったが、最後には受け入れられた」「想像以上に人間味を感じた」など大半が肯定的な意見だった。一方、少数だが「観音様と言われても無理」「機械の冷たい感じを受けざるを得なかった」などの感想も寄せられたという。

 現在は団体で申し込みがあった場合にのみ対応している。また公開は中学生以上を対象にしているが、今後は修学旅行で京都を訪れる小学生グループにもマインダーの法話を聞いてもらう方針。さらに、1年後をめどに別のテーマでの法話実施を目指す。

 取り組みを主導する高台寺の後藤典生前執事長(71)は「修学旅行生への公開を通じ、現代の子供たちが抱えるさまざまな悩みや苦しみに応えていきたい。やがては国内各地や海外でもアンドロイド観音を披露する出開帳を行いたい」と意気込む。

【 2019年06月11日 12時18分 】

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