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僧兵姿で豪快に竹伐り、早さ競い豊凶占う 京都・鞍馬寺

力強く刀を振り下ろし大蛇に見立てた竹を切る僧兵姿の地元住民たち(20日午後2時57分、京都市左京区・鞍馬寺)
力強く刀を振り下ろし大蛇に見立てた竹を切る僧兵姿の地元住民たち(20日午後2時57分、京都市左京区・鞍馬寺)

 大蛇に見立てた真竹を切り落として災禍を断つ「竹伐(き)り会(え)式」が20日、京都市左京区の鞍馬寺であった。僧兵姿の地元住民たちが豪快に山刀を振り下ろした。

 約1100年前、鞍馬山に大蛇が現れた際、同寺の中興の祖・峯延(ぶえん)が真言を唱えて祈り、退治した故事にちなむ。江戸時代には近江座と丹波座に分かれて切る早さを競い、勝敗で両地域の豊凶を占うようになった。

 ほら貝の音に合わせて僧兵が本殿前に並んだ。竹の長さをそろえる「竹ならし」と舞楽に続き、信楽香爾(こうじ)執行(56)が扇を上げたのを合図に「勝負伐り」が始まった。ダン、ダンという衝撃音が響く中、先に5回切り終えた丹波座が「丹波の勝ち」と叫ぶと、約600人の参拝者から拍手が起きた。

 愛知県豊田市から訪れた茶道教室講師の女性(76)は「厚い竹を三太刀ほどで切っていくのは迫力があった。間近で見る念願がかない一生の思い出になる」と話した。

【 2019年06月20日 18時14分 】

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