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鷺舞、発祥の地で優雅に 祇園祭1150年島根から京都に帰郷

祇園祭創始1150年を祝い奉納された鷺舞(6日午後3時7分、京都市東山区・八坂神社)
祇園祭創始1150年を祝い奉納された鷺舞(6日午後3時7分、京都市東山区・八坂神社)

 祇園祭の一環としてかつて行われていた、国重要無形民俗文化財「鷺舞(さぎまい)」の里帰り奉納が6日、京都市東山区の八坂神社で営まれた。鷺舞を受け継ぐ島根県津和野町の保存会員が、雌雄2羽のサギに扮(ふん)して優雅に舞い、参拝者たちを魅了した。

 同神社の鷺舞は戦後に地元の狂言師や学生らが復興したが、2006年から再び中止された。今年は、祇園祭の創始1150年を祝うため、島根の保存会員約20人が出張奉納することになった。

 2人の舞い手が木製の大きな羽などを付けて境内に登場。鼓や笛の音、唄(うた)などに合わせて、羽に見立てた約40枚の木板を何度も広げたり、リズム良く打ち鳴らしたりした。鷺舞はサギの求愛をモチーフにしているともいわれ、円を描くようにして歩きながら情感たっぷりに舞う姿に参拝者が見とれていた。

 津和野町の鷺舞保存会の吉永康男会長(79)は「鷺舞は京都がスタート。堂々と里帰りの舞を披露できてサギもよろこんでいると思う」と笑顔で話した。

 7日も午前11時と正午に八坂神社で奉納される。

【 2019年07月06日 19時00分 】

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