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観光客向けサイトで行動を解析 京都市観光協、情報提供に活用

 京都市観光協会は、協会ホームページ(HP)での観光客の閲覧行動を解析するため、東京のベンチャー企業と連携する。観光客の京都での関心や調べる対象のデータを活用し、個々のニーズに沿った的確な情報提供を行うとともに、混雑緩和などの課題解決につなげる狙い。

 HP利用者の閲覧状況をリアルタイムで解析するサービス「KARTE」を展開するベンチャー企業、プレイド(東京)が、同協会と京都大で進める共同研究に加わる。

 同協会のHPは日本語版が年間約2200万ページビュー(PV)、多言語版は同約500万PV。ここに「KARTE」を導入し、ホームページ訪問者がどの情報を閲覧するか、匿名の個人単位で継続的に把握する。

 同協会の夏の観光キャンペーン「京の夏の旅」利用者のアンケートを今年からHPを介して行うほか、祇園祭関連の情報の閲覧者にアンケートを表示させるなど、多様な手法でデータを収集。京都に興味のある人や実際に訪れた人のより具体的な関心や要望を探る。

 集まったデータの分析をもとに、関心を持ちそうな場所や催しを個人ごとに提案することを検討する。京都観光の満足度を高めるとともに、有名な場所に観光客が集中し混雑を招く現状の改善を目指す。

 共同研究は2020年度まで。同協会は「この研究を通して京都ファンを個人単位で正確に把握し、お得意様としてしっかり抱えられるようにしたい」と先を見据える。同社は「観光地の混雑という京都観光の課題は先進的で、得られるデータは他の地域でも生かせる」と期待する。

【 2019年08月28日 00時10分 】

岸田繁 交響曲第一番・第二番 連続演奏会 2019.10.5

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