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京都の「ひゃくまんべんさん」寺の名称を「百萬遍知恩寺」に

知恩寺から名称変更した浄土宗大本山・百萬遍知恩寺(京都市左京区)
知恩寺から名称変更した浄土宗大本山・百萬遍知恩寺(京都市左京区)

 浄土宗大本山・知恩寺(京都市左京区)はこのほど、名称を「百萬遍(ひゃくまんべん)知恩寺」に変更した。鎌倉時代に後醍醐天皇が与えた百万遍の寺号が付近の地名として定着し「ひゃくまんべんさん」と親しまれていることを踏まえた。浄土宗議会は13日、同宗の憲法に相当する宗綱の条文を百萬遍知恩寺に改める見通し。

 同寺によると、1331年夏に京都を襲った大地震で疫病が流行した際、8世善阿(ぜんな)空圓(くうえん)が勅命で7日7夜、念仏を100万回唱えた。疫病が治まったことに感激した後醍醐天皇から百万遍の寺号が与えられたという。

 昔の所在地近くの上京区には百万遍町の地名が残り、現在地でも近くの交差点に百万遍の名前が付いている。同寺は「百万遍の本山」「百万遍のお寺」という通称で知られ、職員も名刺や名札に百萬遍知恩寺と記してきた。

 同寺は法人の名称変更を京都府に申請し、8月7日に認証された。長谷雄良祐執事長は「総本山の知恩院と間違われることもあり、百万遍があまりに有名なので正式に名前を改めた。お寺に一層親しんでもらいたい」と話している。

【 2019年09月10日 09時45分 】

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  • 知恩寺から名称変更した浄土宗大本山・百萬遍知恩寺(京都市左京区)
岸田繁 交響曲第一番・第二番 連続演奏会 2019.10.5

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