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レールの上でコギコギ「軌道自転車」乗ってみる? 無償貸出へ

近江鉄道から笹田さんに譲渡された「軌道自転車」(滋賀県彦根市内)=笹田さん提供
近江鉄道から笹田さんに譲渡された「軌道自転車」(滋賀県彦根市内)=笹田さん提供

 滋賀県甲賀市水口町の医師で鉄道文化財アドバイザー笹田昌宏さん(48)が、近江鉄道(彦根市)から線路巡視用の「軌道自転車」2台を譲渡されることになった。甲賀市内で近く展示し、将来的には県内外のイベントで無償貸し出しを計画。笹田さんは「地域の鉄道文化財の魅力を引き出す『先導車』に」と夢を膨らませる。

 軌道自転車は足こぎ式で主に大雨の後などに線路を点検する目的で使われていた。近江鉄道ミュージアムに展示されていたが、閉館したため鉄道車両の保存整備に詳しい専門家に有効活用してもらうことになったという。

 笹田さんは同市信楽町の陶器店敷地で「列車うどん」として親しまれた旧国鉄の車掌車の修復を完了し、29日からの一般公開に合わせて車掌車写真展を開く。譲り受けた2台のうち1台は車掌車の隣に、もう1台は経営する「皮ふ科クリニックみなくち」敷地内に期間限定で展示する。

 軌道自転車は電車に比べて小さく、気軽にレール上の走行体験ができるため、鉄道好きの子ども向けの催事など全国各地で無償貸し出しを行う構想だ。笹田さんは「廃線跡で走らせるイベントにも活用してもらい、鉄道が失われてさびしくなった地域や廃駅に再びスポットを当てるイベントに取り組むことができれば」と話す。

【 2019年09月11日 10時56分 】

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  • 近江鉄道から笹田さんに譲渡された「軌道自転車」(滋賀県彦根市内)=笹田さん提供
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